今日はボイトレでよく行われる練習の一つをご紹介します。

エクササイズ「裏声と実声をつなぐ」

さてここで
「裏声とは何か 実声とは何か」
「表声と地声と実声とはどう違うか」
「ヘッドボイスと裏声とはどう違うか」
「心のある裏声とはなにか」
という問題が出てきます。これらについては今日は言及しません。また次の次回に。


  1. 母音「う」で五線上のDとかEあたりの裏声を出す

  2. 徐々に音程を下げていきます。

  3. う母音でできたら次は あ母音でできるようにします。

  4. 次は逆に低い音程から表声のまま音を上げる練習をします

  5. 今度は高い裏声から低い表声に「うー」と声を伸ばしたままスムーズにつなぐ練習をします。

  6. 徐々に音程差を少なくしていきます。

 


1五線上のDとかEあたりの裏声を出す

通常男性は記譜よりオクターブ下で歌いますが、この場合は女性男性同じキーで始めます。
ねらいによって様々な母音を使います。
ブレイク(裏声と表の境目で声が出にくくなること)させないためには私はレッスンでは「う母音」をよく使います。

2徐々に音程を下げていきます。

オクターブ下のEあたりで,出し方がよくわからなくなったり出なくなって表声になったりしますが、ここは裏声のまま下げられるようにじっくり練習します。
男性の場合その下のAくらいまで下げられます。

3う母音でできたら次は あ母音でできるようにします。

う より あ の方が少し難しいです。

4次は逆に低い音程から表声のまま音を上げる練習をします

五線下第三間のGくらいから始めます。女性は実音男性はそのオクターブ下です。
徐々に音程をあげます。
男性はE~F# 女性はG~B♭くらいが表声の限界です。

5高い裏声から低い表声に「うー」と声を伸ばしたままスムーズにつなぐ練習をします。

途中で途切れないように。
ポルタメントなどを使うと良いです。
上のC(裏)から下のC(表)などのようにします。

6徐々に音程差を少なくしていきます。

 

最終的に同音程で裏声〜表声 境目ができないように声を伸ばしながら変化させます。

 


この練習により
高い声が苦しそうにならない
音程が上がるにつれスムーズにヘッドボイスに移行できる
実声音域で表声が固くならない
声が柔らかくなる
という効果が期待できます。

さらに興味のある方はこちら

高い声を出す&FAQ
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ボイトレでよく行われる練習の一つをご紹介します。

エクササイズ「声帯閉鎖」トレーニング

張りとはなにか? それは声の密度です。
張りのある声は、たとえ音量が低くてもそして裏声になっても、はっきりと輪郭を持ち、明瞭でよく通ります。
声の密度を作るためには声帯の振動効率を上げることが必要です。そのためには声帯を近接させるコツを掴むことが重要。
「声帯閉鎖」トレーニングにより声帯を近接させる運動のコントロールができるようになります。


  1. 母音「う」あるいはハミングで五線上のCあたりの裏声を出す。

  2. 発声前に声帯を閉鎖し息の通らない状態を作り、呼気圧をかけます。

  3. 呼気を開放し「う、う、」と歯切れよくスタッカートで発声します。

  4. 裏声のまま音を下げます。

  5. 今度は低い表声から同様にして音程を上げる練習をします。

  6. 慣れたらロングトーンにします(音を伸ばす)。

 


1母音「う」あるいはハミングで五線上のCあたりの裏声を出す。

通常男性は記譜よりオクターブ下で歌いますが、この場合は女性男性同じキーで始めます。
ねらいによって様々な母音を使います。
ハミングやg(グ)も効果的。

2発声前に声帯を閉鎖し息の通らない状態を作り、呼気圧をかけます。

ここがポイント。声帯を閉鎖し呼気圧をかけることで声帯に適度な緊張、伸展状態を生み出します。ただし過度な呼気圧、過度な緊張は禁物です。

3呼気を開放し「う、う、」と歯切れよくスタッカートで発声します。

ここもポイント。予め呼気圧をかけるものの、できるだけ息を弱く吐くことが必要です。強く吐くと声帯が一気に開放し効果がないばかりか悪影響です。

4裏声のまま音を下げます。

音程を下げていくと声帯閉鎖が緩みますので難しくなります。

5今度は低い表声から同様にして音程を上げる練習をします。

表声だと声帯全体が振動しますのでより閉鎖は強くなりますが、注意しないと閉鎖が強くなりすぎ逆効果です。

6慣れたらロングトーンにします(音を伸ばす)。

スタート直後は声帯が近接しますが、やがて不安定になり芯のない状態になりがちです。それを回避するためには発声後再び声帯を閉鎖するのも効果的です。

 


この練習により
低い声を出してもはっきり通る。
ミドルボイスとチェストボイスの境目をなくす。
高音で裏返らない。
裏声でも音圧が下がらない

という効果が期待できます。

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声優 ナレーター 話す人のための発声講座
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誤嚥とボイストレーニング

誤嚥(ごえん)とは

皆さんは「最近食事中にむせることが多くなったな」と感じることはありませんか?
もし心当たりがあるならそれは喉の力が衰えて嚥下力が低下してきたのかもしれません。

  • 食事中むせることが多くなった
  • 自分の唾液でむせて咳き込むことがある
  • 薬やサプリメントなど大きめの錠剤を飲みにくくなった
  • 酷使してないのにガラガラ声になることがある
  • 咳払いが多くなった
  • たんが絡まることが多い
  • 以前よりも声が小さくなったと言われる
  • 高めの声がかすれるようになった。これらは喉の老化のサインなのです

年齢とともに嚥下力も落ちていきます。
飲み込む力が衰えると誤嚥が起こるようになります。
誤嚥とは飲食物や唾液が気管支や肺に入ってしまうことです。
気管支や肺に入った食べ物などが原因で起きる「誤嚥性肺炎」で亡くなる人の増加が、社会問題化し始めています。

 

「誤嚥防止」にボイストレーニングが役立つ❓

嚥下力は訓練により鍛えることができます。
トレーニングにより早い段階で喉の機能低下にストップをかけることができ、高齢になっても喉の機能をしっかりキープすることができるでしょう。

喉仏の上下
呼気の強さ
声帯の閉じ力

の3つが誤嚥防止に関係が深いのです。

実はボイストレーニングの多くのメソッドは嚥下力向上と大きな関係があります。

 1 呼吸トレーニング

しっかり息を吐き誤嚥を予防する

 2 発声トレーニング

嚥下と発声はほぼ同じ筋肉を使っています。
幅広い音域を出すことで喉頭を上下させる筋肉を鍛え、飲み込む力をつけることができる。

 3 声帯閉鎖 トレーニング

声帯を閉鎖する筋肉を鍛えることで気管支への異物の流入を防ぐ

 


嚥下の仕組み

  1. 舌が口腔を閉じ、鼻に通じる通路である鼻咽腔が閉じられ、口腔内の圧が高められ食べ物が喉の方へ送られる
  2.  喉頭挙上筋と呼ばれる筋肉が喉仏を引っ張りあげ喉頭が上げ、蓋を占める
  3.  声帯が閉じて気管を塞ぐ
  4. 咽頭が絞られ食べ物を食道に送る

 

唾液を飲み込むとき喉仏が上がるのを感じます。ゴクンと唾液を飲み込み、喉仏を指で触るか鏡で見て確かめてみてください。

 

喉は食道と気管と言う2つの道に分かれています。
喉頭蓋と言う喉の蓋は呼吸をしたり声を出したりしてる時は開いて食べ物を飲み込むときには閉じ気管の入り口を塞ぎます。

これは食べ物を飲み込むと同時に喉頭の筋肉が喉仏を引っ張りあげ喉頭が上がり、蓋を占めると言う働きをしているのです。
そうすることによって食べ物は飲み物は食道へ、空気は気管へと入っていきます。


加齢と嚥下力の関係

しかし喉の機能が落ちてくると蓋を閉めるタイミングがずれたり、力が不十分で本来食道に入る食物が誤って気管に入ってしまうわけです。

つまり 喉仏を上げる力=誤嚥を防ぐ蓋を閉める力  なのです、

若い頃は上のほうにある喉仏も、歳を重ね喉頭を支える筋肉が衰えてくると引力に負けて負け少しずつ下がっていきます。
すると喉頭が上がりづらくなり喉頭蓋の蓋が閉まりづらくなって誤嚥をする可能性が高まってしまいます。

つまり
喉仏の位置が下がる=喉仏を上下させる筋肉の力が落ちている
ということです。

喉仏の位置は40代から下がり始め、50代60代あたりから飲み込み力低下のサインが現れてきます。
若い人でも誤嚥を起こす事はありますが、その場合強い呼気により、声帯を強く閉じ咳き込むことにより異物の肺への侵入を防ぎます。


呼吸と嚥下

食べ物を飲み込む際、私たちは息を止めています。

食べ物を飲み込む際、嚥下する直前には息を止めています。止めた直後にゴクリと嚥下をします。嚥下した直後には、息を吐いています。
飲み込んだ直後に息を吐くことによって誤嚥を防ぐことができます。

「息を吸って→止めて→嚥下→吐く」といった具合に、呼吸リズムの繰り返しです。

しかし呼吸が浅い人、肺活量が落ちている人の場合、飲み込んだ直後に息を吸ってしまうことがあり、誤って誤嚥が起きるケースがあります。

呼吸は、肺を取り囲む胸筋、背筋、腹筋が主に担っています。
ボイストレーニングでは呼吸に関する練習がとても大きな比重を占めます。

呼吸機能を向上させることにより飲み込み力を改善することが出来ると考えられます。


発声と嚥下

発声は嚥下と同じ器官を使って行われていて、大変密接なつながりがあります

発声は吐く息で声帯を振動させることで起きる仕組みになっています。声帯は喉仏のすぐ後ろの喉頭にあります。

大きな声でしゃべったり歌ったりしていると喉仏が上下しませんか?これは喉仏の筋肉が活動している証拠です。
喉仏は高い声出すと上がって低い声を出すと下がります。

喉仏の筋肉を鍛える飲み込む力をつけるためには、喉仏の上下運動をしっかり行っていくことがポイントです

高い声と低い声を交互に繰り返し出し続けていれば喉仏はそのたびに上がったり下がったりを繰り返しそれによって喉の筋肉が鍛えられることになります。

またボイトレでは喉仏を下げる練習、声帯を開けたり閉じたり、あるいは鼻腔共鳴のように声帯を伸展緊張させたりと…声帯をコントロールする練習がよく行われます。

これらの練習をバランスをよく行うことによって喉頭の筋肉をコントロールする事に役立つのです。

普段からしっかり声を出す習慣が飲み込む力を鍛えることへとつながっていくのです。


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